土曜日, 1月 18
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魅力を伝えるスキルが求められる

ITに関わる技術がSEの価値を分ける要素として知られているが、それはあくまで企業で働く立場の場合に限られると考えた方がいい。働き方によっては、それ以外のスキルの方が重要になる場合があるからだ。SEは企業で働く以外にも独立してフリーランスをしたり、企業を設立したりすることができる。このようなときにもITに関するスキルが求められるのは確かだが、その他にも求められるスキルが多数ある。
その中でも特に重要なのが、人に対して魅力を伝えられるスキルだろう。起業するためには十分な資金を調達する必要があり、金融機関から融資を受けることが多い。その際にいかに自分の考えている事業計画や経営プランに魅力があるかを理解してもらえなければ、事業性がないと判断されて融資を断られてしまいかねないのだ。逆に、本来よりもずっと魅力がある形でアピールできれば、大きな融資を受けられる可能性がある。
類似したことは人材獲得のときにも当てはめられ、事業内容の魅力をわかりやすく訴えることができると、多くの人が注目してくれるようになるだろう。企業との契約を取り付けるときも同様であり、いかにして魅力を伝えられるかは事業の成功を大きく左右する要素だといえる。ただアピールポイントをわかりやすく伝えるだけでなく、好印象を与えられるスキルがあると円滑に事業を進められるようになる。このように、起業をする前に魅力の伝え方について学んでおくことで、仕事が軌道に乗るかどうかが変わってくるのだ。